~シリーズ編⑤~ レクサスNX|フロントドア右など|へこみ直しなど|東京都のお客様
車種:レクサスNX
地域:東京都のお客様
修理費用:18万円(税抜き)
修理日数:4日
【コメント】
前回まではドアパネル(鋼板)の鈑金修理の内容でした。
今回はパテ作業になります。
パテといっても、大きく分けると①鈑金パテ②中間パテ③ポリパテの3つに分類されます。
(※アルミパテというのもありますが鋼板を整形する目的では通常は使いませんので、今回は割愛いたします。)
このパテ付けの作業がキレイだと、後の工程が1.5倍以上早くなります。
まずはパテを充分に硬化させます。
パテメーカーなどの規程にもよりますが、一定の熱を加え20分〜30分程度硬化時間をおきます。
パテがある程度硬化したら、80番〜120番のペーパーでパテを研磨します。
パテでパネルの形状をある程度復元できたら、次はポリパテをつける工程になります。
ポリパテの工程はまた次回ご紹介しますが、
よくある質問で、「パテは必ず付けないとダメなのか?」とか「パテで形を作るとどうなるの?」と聞かれます。
まず、へこんだ損傷を鈑金で修正した場合、パテは必ずつけます。
そして、パテをつけたパネルは必ず痩せます。痩せると塗装の波のようなもの出ます。
また、パテは年数が経つとベコベコ波打って見えることがあります。
その波がなるべく出ないようにするためには、鈑金で丁寧にパネルを復元するには熟練の技術と経験が必要です。
最近では、材料がよくなっていることもあり、鈑金作業を通常の3分の1程度の時間で終わらせ、あとはパテで形を作り安く仕上げる板金やさんもあります。
しかし、先ほども記載した通りパテは必ず痩せます。1年後、2年後、3痩せるのか1痩せるのかは鈑金の丁寧さで変わります。
通常は交換と言われる損傷でも、より丁寧に鈑金で直したいという方はぜひ当店へお気軽にご相談ください。
・・・次に続く
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