自動車の板金塗装について【塗装業務編】
自動車の修理で板金塗装というのは様々な修理方法があります。
そのため、実際にどのような作業を行うのか分からない方も多くいらっしゃいます。
板金塗装の作業にあるのは、板金業務と塗装業務の2つ。
こちらでは塗装業務について更に詳しくご紹介いたします。
塗装業務とは
塗装業務とは、板金業務後の下地が終わった後に、色を塗って仕上げる作業です。
ボディーの修復した部分に下処理を行って、色合いと同調させるための調色作業を行い、キレイに塗装します。
下地について
板金作業後には、サフェーサーを用いて下地をします。
サフェーサーとは、塗膜割れを防ぐクッションの役割を持つものです。錆びを防ぐ効果もあります。
なぜサフェーサーを用いるかというと、外板パネルは微少に動くからです。
たとえば、夏場は車の外板パネルが60~80℃位まで上がります。
冬場では気温におおよそ比例し氷点下にもなります。
外板パネルは、温度が上がると膨張し、温度が下がると収縮します。
夏と冬ではもちろんですが、同じ日の昼と夜で鉄板は微妙に動いているのです。
なので、下地を入れずに直接塗装をしてしまうと2年もしないうちに塗膜割れが起こります。
それを防ぐためにサフェーサーをクッションの役割として下地で入れてあげます。
調色作業について
調色作業とは、データ通り配合した塗料を職人の目で確認をし微調整する作業です。
調色作業はとても奥が深いです。
スプレーガンの吹き方やシンナーなどの希釈剤の配合によって色が変わります。
磨き作業について
塗装後、乾燥が終わったら、磨き作業を行います。
一歩下がって目立たないゴミ(ブツと呼んでいます)でも、顔を近づけて10cmくらいの位置でみるとわかるようなブツをどこまで除去するかで修理費用も変わってきます。
今回は塗装業務について詳しく解説をしてきました。
板金業務について詳しく知りたい方はこちらをご覧になってみてください。
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